編物、織物、手芸への参加人口
【1140万人】
ここ数年、ニットカフェは広がりを見せ、セットミニョンのような常設店以外でも各地で定期的に開催されるようになった。ただ、長期的にみると編み物を楽しむ手芸人口は減少傾向。今後、手芸の楽しさや手軽に習える利便性を訴えるニットカフェがさらに増えれば、手芸人口の拡大にもつながりそうだ。
社会経済生産性本部がまとめた「レジャー白書」によると、「編物、織物、手芸」に参加した人は2007年が1140万人。1999年から26%減っている。モノが不足していた戦後、一般家庭に広まった編み物はバブル期に下火になったといわれている。家庭科で編み物を教えない学校も増え、母から子へと技術が伝承されることも少なくなった。
しかし、編み物に興味を抱く若い人たちも少なくない。「やってみたいと思いながら、どこで習えるのか分からないという人は多い」(クロバー)。気軽に基礎から学べるニットカフェはこうした初心者層の大きな受け皿になっている。
手芸関連業者にとってもニットカフェを開くことはメリットがある。手作りの楽しさを知ってもらうことで、将来の手芸人口のすそ野拡大や市場の活性化につながる。競争が激化するカフェにとっても、近隣の競合店との違いを打ち出せる要素となるだけに、今後も様々なニットカフェが出現しそうだ。
>>日本経済新聞 2008年12月27日付 夕刊
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