野菜の輸入量/2008年
【225万トン】
輸入野菜が増加傾向をたどっている。農林水産省の食料需給表によると、輸入量は1985年ごろから徐々に増加。2008年には225万トンとなり、国内の需要量に占める割合が19%に達した。1980年は3%ほどだっただけに、約30年で6倍強に増えている。食の安全志向の高まりで輸入量はここ数年やや減っているが、水準は高止まりが続いている。
輸入が伸びているのは加工・業務用の野菜だ。消費者の低価格志向や食の簡素化が背景にある。2008年の輸入の内訳は、生鮮野菜が約59万トン、冷凍野菜が79万トンだった。輸入先は中国が圧倒的に多く、約114万トンに上っている。
輸入を国別にみると、中国と米国で全体の7〜8割を占める。2008年の内訳は中国が5割強、米国が2割だった。一方、国内の野菜の生産量は1980年前後の1700万トンをピークに2008年は約1460万トンと減少傾向にある。中国産が低価格を強みに流入し国内の生産を圧迫していることが背景にある。日本の野菜生産は「安全・安心」のブランド化を図るとともに、低コスト化を目指す必要があるといえそうだ。
>>日本経済新聞 2009年11月5日付 夕刊
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