すうじスクラップ−市場動向データバンク−

新聞の数字に関する記事のスクラップです。広告マーケティングや市場動向把握、プレゼン等のデータバンクとしてメモしています。

アクリル樹脂原料生産量

2008 - 11/23 [Sun] - 23:14

【54万846トン】

アクリル樹脂は透明度が高く劣化しにくいのが特徴。携帯電話の表示窓や自動車ランプのほか、液晶パネル部材や洗面台の人工大理石、水族館の水槽など幅広い用途に使われ、需要が伸びている。石油化学工業協会のまとめによると、アクリル樹脂原料「メタクリル酸メチルモノマー」の2007年の国内生産量は前の年に比べ3%減の540,846トンだった。世界生産量は300万トン程度(三菱レイヨン推計)で、2割弱が日本で作られている計算だ。
IT(情報技術)関連需要の高まりで国内生産量は1990年代後半から増加傾向が続いた。しかし、2006年からは2年連続で減少。国内企業が海外に生産拠点を移す動きが相次いだためだ。石化協は「中国や韓国、東南アジアなど、需要地の近くに生産を移管する企業が増えた」と説明する。三菱レイヨンが2004年に中国に工場を設立したほか、住友化学は2007〜2008年に韓国やシンガポールの工場の生産能力を増強。旭化成ケミカルズ(東京・千代田)は2010年末にタイで新工場を稼動予定。
アクリル樹脂原料の需要は長期的には増加が見込まれるものの、足元の景気悪化で自動車や住宅市場が落ち込んでおり、しばらく厳しい環境が続きそうだ。ゴールドマン・サックス証券の横尾尚昭マネージングディレクターは「今後も世界規模の再編が続く可能性がある」とみている。

>>日本経済新聞 2008年11月23日付 朝刊


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