1世帯あたりのタクシー利用料/2011年
2012 - 03/23 [Fri] - 17:56
【6657円】
国土交通省によると、タクシー1台あたりの1日の売上高は2万6266円(2011年3月末)。ここ数年は減少傾向が続いていたが、減車や新しいサービスによる需要開拓で前年比プラスに転じた。東京交通圏(東京23区、武蔵野市、三鷹市)では今年1月の売上高が前年同月比5.2%増の4万1640円。東日本大震災直後の3~4月を除けば、前年比を上回る月が続く。大阪でも改善傾向にある。
一方、景気は先行き不透明感が強く、消費者の節約志向も根強い。総務省の「家計調査」では2011年の1世帯あたりのタクシー利用料は6657円。2002年の8201円から18%減少した。タクシー離れは着実に進んでいる。
独創的なサービスで利用者を増やせれば、1日の売り上げに応じた歩合制が中心の乗務員の収入も上がる。知恵と工夫で需要をつくる試みが、タクシーの新時代をひらく。
>>日本経済新聞 2012年3月23日付 朝刊
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