老人福祉施設を併設する保育所数
2009 - 01/07 [Wed] - 22:52
【577ヶ所】
幼老統合ケアは1990年代半ばから注目され始めた、子ども向けの保育と高齢者向けの介護施設などを一体で運営する福祉施設の形態。世代間交流が子どもの教育や高齢者の生きがいづくりに相乗効果をもたらすことに加え、給食設備などを共有できることや、少子化で子どもの減った施設を高齢者向けに転用しやすいことなどがメリットだ。
また、保育士には介護福祉士の資格を持つ人が少なくない。看護師も含め両施設で一体管理すれば、人材の有効活用や勤務の平準化にもつながる。そのため「ひかりの里」のような施設が広がった。
だが、2000年以降は足踏み状態が続いている。厚生労働省の調査によると、老人福祉施設を併設する保育所は2006年10月で577ヶ所。2000年の564ヶ所からあまり増えていない。
保育園や介護施設それぞれの基準を満たす必要があるため、運営主体は比較的規模が大きく、人材が確保できる組織に限られる。行政の窓口もそれぞれ別のため、助成などの手続きが複雑になることも原因の一つだ。
>>日本経済新聞 2009年1月7日付 夕刊
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