香港への食品輸出額/2011年
【1111億円】
日本産食品の最大の輸出先は香港だ。2011年は原発事故に伴う香港側の輸入規制で前年比8%減ったが、輸出額は1111億円と2位の米国の1.6倍。輸出額全体の25%を占める「上得意」だ。農林水産省は14日、香港の貿易発展局と同地域への日本産食品の輸出促進の覚書を交わした。
輸出産品は乾燥ナマコや貝柱、リンゴなど多種多様。「生食が可能な日本産の鶏卵は他国産の4倍の高値でも売れる」(発展局のラム総裁)という品質を武器に、輸出額は5年で3割強増えた。日本は現在4500億円の食品輸出額を1兆円にする目標を掲げている。達成には現状358億円にとどまる中国本土への輸出増が不可欠。
>>日本経済新聞 2012年5月17日付 朝刊
スーツ市場規模/2011年
【2100億円】
節電の夏本番を前にスーツやジャケットの人気がじわりと回復している。紳士服専門店では防しわなどの機能を備えた商品の販売が前年比1〜5割増。百貨店でも動きやすい麻混のスーツが売れている。昨年はスーパークールビズで軽装が一気に浸透したが、今年はきちっとした印象が出せる上着を買い足す消費者が増えているようだ。
スーツ市場はこの5年で約3割縮んだ。民間調査会社によると東日本大震災による消費自粛やクールビズの影響があった2011年の市場規模は微減の約2100億円だった。各社の販売回復傾向には前年の反動の要素も含まれるが、足元の好調さをけん引するのは防しわなどの機能性を高めた商品だ。
「昨年は消費者の多くが、とにかく薄着をめざす傾向があった。今年はスーツやジャケットを着るスタイルが見直されている」(大手百貨店)という。紳士服専門店ではエコ家電の購入が落ち着き「衣類などにお金を回す人が増えてきたのではないか」(コナカ)という声も出ている。
>>日本経済新聞 2012年5月16日付 朝刊


